コスモスの戦士と水先案内人がだべってみた。

 

 

 

テーマ『ライズの名前について』 (ディシディア拍手、第三回目ログ)

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CASE1 ウォーリア・オブ・ライト

先達「ウォーリアのライズは《守り》…らしいと言えばらしいわよね」

勇者「そうだろうか?」

先達「そうよ。先頭に立ち仲間を守る。他の皆よりも重装備だし、盾を使っての攻撃もあるじゃない?」

勇者「確かに、盾と言えば守りの印象が強いな」

先達「先陣切って攻撃するのも良いけど、でも戦うことって守ることにも通じる部分があると思うのよね」

勇者「戦うことは守ること、か」

先達「全般に通じることじゃないと思うけど、でもウォーリアの戦いはそんな感じがする」

勇者「そうか」

先達「どうしたの? 急にぼんやりして」

勇者「…いや、私はきちんと守れているのかと思っただけだ」

先達「なんだ、そんな事」

勇者「そんな事とはなんだ」

先達「心配しなくても大丈夫よ。ウォーリアはきちんと守ってるじゃない。コスモスの思いも、自分の意思も、みんなの事も」

勇者「……君が言うのなら、間違いではないのだろうな。ありがとう」

 

ウォーリアのライズ名称の《守り》はもうそのまま彼のイメージですよね。

コスモスの戦士の中で一番の重装備だし、唯一の盾使いだし。まさに正統派勇者。

後はやっぱりナイトとかのイメージもあるんでしょうかね?

 

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CASE2 フリオニール

先達「フリオニールのライズは《磁力》……なんで磁力?」

義士「俺が知りたい」

先達「うーん。武器をたくさん装備するのに磁石使ってるとか?」

義士「きちんと鞘に入ってるだろ?」

先達「だよねー。うーん」

義士「適当に付けられてるのか?」

先達「いや、流石にそれは…。もしかして」

義士「なんだ?」

先達「フリオニールは色んなモノを惹き付ける魅力があるって事じゃない? 人でも物でも、定めでさえも」

義士「………俺はそんな凄い人間じゃないぞ?」

先達「でも、いろんな人にいろんなモノを託されてるじゃない?」

義士「きちんと彼らの願いを叶えているかは解らないけどな」

先達「大丈夫。きちんと叶えてるって。託せると思える人だって信じてるからこそ、託されてるんだから」

義士「…なら良いんだけどな」

 

フリオニールのライズ名称の《磁力》は本当になんでこんな名前に? と首を傾げました。

『色々なモノを惹き付ける力』とちょっと強引にこじつけてみましたが、案外合ってるのかもしれないとか思いました。

帝国との戦いに翻弄されながらも戦い抜いた彼の姿に、仲間は多くの希望を託していったのですから。

 

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CASE3 オニオンナイト

先達「オニオンナイトのライズは《再起》…良い言葉よね」

少年「僕としては《才気》の方が良かったんだけどね」

先達「あら、《再起》だって良い言葉じゃない。どんなことが遭ってもきちんと立ち直ることができる。オニオンらしいと思うけどな」

少年「でもそれは、悪い事が起こるって前提じゃないか。あんまり良い意味には取れないよ」

先達「世の中、自分の都合の良いようにはなかなか進まないものよ。肝心なのはその後じゃない?」

少年「その後?」

先達「そう」

少年「挫折を知ってそのまま崩れ落ちるか、這い上がれるかって事?」

先達「当たり。崩れ落ちてしまうことの方が楽な時が多いかもしれないけど、それでももう一度って思う心は大切だと思わない?」

少年「うーん」

先達「オニオンナイトは、何があっても立ち直る強さを持っている。そういう事なんだと思うわよ」

少年「心の強さの証って事か…。まあ、悪くは無いかもね」

 

オニオンナイトのライズ名称の《再起》はまさしく、ディシディアでの彼の物語を物語っているような感じがします。

己を過信し、挫折し、もう一度立ち上がる。まさしく《再起》ですよね。

もしかしたら《才気》と掛けてあるのかもしれませんが。

 

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CASE4 セシル・ハーヴィ

先達「セシルのライズは《巨人》……巨人ねぇ」

騎士「共通点が見付からないんだよね」

先達「でも、本編でも結構巨人って言葉、出てくるイメージがあるのよね」

騎士「…ああ、バイブルの塔か」

先達「巨人って、地上人から見た月の民のトータルイメージなのかも」

騎士「僕も兄さんもそんなに巨体じゃないけど…」

先達「実際の体のサイズじゃなくて…ってかゴル兄さんはデカいじゃない。尋常じゃないわよあのデカさ。…なんていうか、バブイルの塔とか大きいじゃない?」

騎士「うん」

先達「そういうのって、昔の地上人から見たらかなり驚いたと思うのよ。彼らからしたらオーバーテクノロジーだったわけだし」

騎士「確かにね……ああそうか。つまりバイブルの塔を簡単に作れるくらいの巨人がいたって事なのか」

先達「そうそう。で、塔は月の民が作ったものだしね。つまり月の民イコール巨人って考え…どうかな?」

騎士「面白いと思うよ。そういう考えも出来るんだね」

 

セシルのライズ名称の《巨人》という字を見て、確かにゴル兄さんはデカかったがセシルは違うがな! と突っ込んでました。

私的意見ですが、4は《巨人》のイメージが付いています。なんでだろう? と考えた時に浮かんできた考えを書いてみました。

ちなみに4プレイ時の記憶が曖昧なので(DSまだ途中)、バブイルの塔は本当は月の民製じゃないかもしれません。あしからず(爆)

 

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CASE5 バッツ・クラウザー

先達「バッツのライズは《幸運》 …ボコの羽にかけてあるのかしら?」

旅人「《風》じゃないんだよなぁ。《幸運》って言葉もスッゲェ好きだけど」

先達「《幸運》を運んで来る者、って考えると良いんじゃない? 実際スコールには良い影響を与えてたわけだし」

旅人「《幸運》を運んで来る者か…。悪くは無いな」

先達「でもバッツの場合、《幸運》って言うより《悪運》って感じもするけど」

旅人「それ、どういう意味だよ? ってか何で笑ってるんだ?」

先達「だって、敵の罠に引っかかってもきちんと帰ってくれたりするんだもん」

旅人「あー、ウォーリアにも言われたな」

先達「悪運、幸運合わせて、まさしく《運》で生きてる部分もあるわよねぇ、バッツは」

旅人「《運》も実力のウチってね。悪い事じゃないだろ?」

先達「確かにね。まあバッツの場合は運だけじゃない、色んな物もきちんと活きてるんだろうし」

旅人「経験は、大切な知識だからな」

 

バッツのライズ名称の《幸運》ですが違和感をいっさい出てこないあたり、バッツらしいというかなんというか。

どっちかって言うと《悪運》の方が割合多いんじゃないかとも思ってますが、ここら辺はスコール編と被せたのかも。

バッツは《幸運》を運んでくる《風》ってイメージなのかもしれません。

 

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CASE6 ティナ・ブランフォード

先達「ティナのライズは《増幅》…うーん、コレは」

少女「やっぱり、魔導の力に関係してるのかな?」

先達「多分ね。―――ああティナ、そんな顔しないで」

少女「でも…」

先達「力があるって事は悪い事じゃない。要は使い方次第なのは、ティナも解ってるでしょ?」

少女「うん。そうだね」

先達「足りなかったりして、大事な時に力が出せないのも辛いもんよ? 《増幅》はそれを補う為の力だって考えるってのはどう?」

少女「補う為の、力?」

先達「そ。自分の力を引き上げたり、仲間の力を引き上げたり。みんなの力を助ける物」

少女「みんなの力を助ける為の《増幅》…。うん、その力だったら嬉しいかも」

先達「まあ、加減は必要かもしれないけどね。足りないと困るし多すぎるのも困るし」

少女「大丈夫。要は使い方次第、でしょう?」

先達「…ティナは本当に強くなったねぇ。おねーさんは嬉しいよ」

少女「ふふ。ありがとう」

 

ティナのライズ名称の《増幅》。魔導の力を持つ彼女のイメージに沿っている気がします。膨大ですからね彼女の力は。

でも、魔導の力をきちんと使いこなせるからこその《増幅》でもあると思います。

辞書見て調べたら、あんまり良い言葉じゃない的なことが書いてあって、スタッフコノヤローとか思いました(爆)

 

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CASE7 クラウド・ストライフ

先達「クラウドのライズは《疾風》………これさ」

兵士「なんだ?」

先達「セフィロスと逆じゃない?」

兵士「あいつは風って感じじゃないだろ?」

先達「あーまー、そうなんだけど。でもクラウドって言ったら《約束》でしょう? 何で《疾風》なんだろうねぇ?」

兵士「《約束》…か」

先達「はい! ズルズルするの禁止! 私が悪かった!」

兵士「別に、俺は…」

先達「解ってる。でもクラウド繊細だからさ……ああ、そっか」

兵士「何か思い付いたのか?」

先達「クラウドが《疾風》なのはきっとあれだからだよ」

兵士「だから、なんだ?」

先達「バイク乗ってるから」

兵士「………おい」

先達「あとね!」

兵士「今度はなんだ」

先達「《大空》と《水面》を繋ぐもの…その二つの間を渡るもの。そういう意味もあるんじゃないかな?」

兵士「《大空》と《水面》を渡るもの…風、か?」

先達「うん。どうよ?」

兵士「………悪くは無い、かな」

 

クラウドのライズ名称の《疾風》には本当に悩まされました。本当にセフィロスと逆じゃね?

考えに考えた結果、上の様な結論になりました。《大空》と《水面》はとある人物二人のイメージです、解る人には解りますね(笑)

大空と水面は考え抜いた結果に浮かんできたのですが、バイクの件は話書いてる最中にひらめきました(爆)

 

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CASE8 スコール・レオンハート

先達「スコールのライズは《祝福》……もう何の祝福かって言う必要もないよね!」

獅子「なら、俺の出番は必要ないな」

先達「そういう問題じゃありません。スコールのライズの話なんだからきちんといてね」

獅子「………なんで必要ないって言うんだ?」

先達「その言い方だとスコールが必要ないって言ってるように聴こえるからヤメテ。ごめん私が悪かったから」

獅子「…あんたが悪いわけじゃないだろ?」

先達「ああもう、アンタも変なところでナイーブなんだから! つまり、スコールを祝福する存在はハッキリガッリチ解ってるから今更言う事もないかなって思っただけ」

獅子「俺を祝福する存在?」

先達「魔女」

獅子「…………アルティミシアは敵だ」

先達「そっちじゃないよ! 内心ツッコミ使いがボケるんじゃない!」

獅子(内心ツッコミ使いってなんだ)

先達「ハイそこ、口に出して突っ込む! ……アルティミシアじゃなくているでしょう? スコールが守護するスコールの魔女」

獅子「……ああ」

先達「彼女だけじゃなくて、ママ先生も魔女だったしね。…ん? そう考えるとスコールって結構魔女との繋がりあるんだね。珍しいんじゃない?」

獅子「そうだろうな」

先達「スコールの《祝福》は《魔女の祝福》って考えるのが一番シックリくるんだよね」

獅子「《祝福》という言葉は嫌いじゃない。魔女も…彼女たちだったら大歓迎だ」

 

スコールのライズ名称の《祝福》はもう本当、誰の祝福だよとか微笑ましかったですね。

一目瞭然だよスコール! そしてそのライズ名は伊達ではなかった(自プレイ的な意味で)

それにしてもスコールは父親から2代続いて魔女と凄い関わりがある人ですよね。魔女が彼女になるし。

 

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CASE9 ジタン・トライバル

先達「ジタンのライズは《動力》………また判断に困るモノを」

盗賊「オレに言うなよ! オレだって最初見たときビックリしたんだぞ!」

先達「だよねぇ。何で《動力》なんだろう? ちょこまか動くから?」

盗賊「《動力》と関係ないだろ? それ」

先達「ヤッパリ駄目か…うーん」

盗賊「…《動力》ってさ、動かす力って事だよな?」

先達「うん? まあ読んで字の如くならそうだけど…」

盗賊「《命》に例えられないかな?」

先達「《命》って……あ! そっか!!」

盗賊「人を動かすもの。人が生きていく為に一番重要なもの。色々あるけどさ、何が一番必要って言ったら《命》だろ?」

先達「確かに。《命》がなかったら、そもそも人は生きてはいけないもんね」

盗賊「《命》は人が生きていくための《動力》。オレの《動力》は《命》」

先達「《命》を《動力》として言い方を変えたって考えると…ジタンにピッタリの言葉になるわね」

盗賊「そうか? …なら嬉しいけどな」

 

ジタンのライズ名称の《動力》にもかなり悩まされました。何で《動力》! もっと他にさぁとか思ってました。

これもかなりこじつけ気っぽいですが、でも人の《動力》の大基は《命》なのは間違いでは無いと思います。

そう考えると、ジタンがこのライズ名を付けられたのも頷けるな、と。

 

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CASE10 ティーダ

先達「ティーダのライズは《勇気》…なんかこう、改めて突っ込む必要がない気がする」

夢想「それ、どういう意味ッスか?」

先達「だって《勇気》でしょう? ティーダそのままじゃない」

夢想「意味が解らないんだけど?」

先達「だから、ティーダは《勇気》を持つ存在だって事…」

夢想「もしかして、褒められてる?」

先達「気付くの遅ッ!」

夢想「いやだってさ…。《勇気》なら、みんな持ってるだろ? 持ってなきゃ戦えない」

先達「それはそうだけど…でもやっぱり《勇気》はティーダが一番シックリくるよ」

夢想「褒められてるってのは解るんだけど、なんか腑に落ちないッス」

先達「素直に受け止めれば良いじゃない、褒めてるんだから。いつものティーダ君らしくないぞ」

夢想「いつものオレらしくないって…まあ、そうッスね! 褒められてるんだから素直に受け取っておく!」

 

ティーダのライズ名称の《勇気》は本当にシックリくるというか、そのままじゃないかと。

彼の《勇気》があったからこそスピラは死の螺旋から解き放たれる事ができて、ユウナを救う事が出来たのですから。

あと、自分が消える事を覚悟したのもある種の《勇気》、なのではと思います。

 

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CASE11 シャントット

先達「シャントット博士のライズは《速攻》………うわぁ」

淑女「なんですの、その気の抜けた声は」

先達「いやだって…速攻」

淑女「いい言葉じゃありませんか。素早く攻撃する。先制攻撃。先手必勝。これら全てに通じるものがありますわ」

先達「確かに悪い言葉じゃないけど…」

淑女「けど、なんですの?」

先達(他の人ならまだしも、博士だよ? 博士が速攻するんだよ? ………抵抗できる人、いるの?)

淑女「何かおっしゃいまして?」

先達「いえいえ何も」

淑女「…まあいいでしょう。ああそうそう。速攻は素早く攻撃することですけど、こういう意味もあるんですのよ」

先達「なんですか?」

淑女「相手の攻撃態勢が整わないうちに攻撃すること、ですわ」

先達(本当に、なんて彼女に合ったライズなんだろう…)

淑女「まさに、不意打ち。素晴らしいですわ!!」

 

シャントットのライズ名称は《速攻》。本当になんて彼女に合うライズ名なんだろうと思いましたι

即効でも即行でもなく、速攻。恐ろしいです。

ちなみに『相手の攻撃態勢が整わないうちに素早く攻撃すること』はきちんと辞書に書いてありました(三省堂 新明解国語辞典 第五版『速攻』より)

 

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執筆日:2009/05/09

掲載日:2010/05/30