DISSDIA 小ネタログ

 

 

バレンタイン小話 DFFver.

ライト「これを」

「へ…? ――あ、バレンタイン!」

ライト「忘れてたのか?」

「ううん、急だったからビックリしただけ。ありがとう」

ライト「気に入って貰えると良いんだが…」

「白い綺麗な花ね。本当にありがとう、大切にするね」

ライト「私は花にあまり詳しくないが、これを見た時に君の姿が浮かんだんだ。喜んで貰えて良かった」

「………」

ライト「どうしたんだ? 顔が赤いが…」

「……うぉう! なな、なんでもない! なんでもないですよ!!」

ライト「そうか? なら良いんだが」

「…ええっと、ライト」

ライト「なんだ?」

「ティナと一緒に作ったんだけど…」

ライト「これは?」

「チョコチップスコーン。日ごろの感謝を込めて皆に配ろうって二人で考えたんだ」

ライト「全員同じ物か?」

「ライトのだけは私ひとりで作って、好みの甘さにしたつもりなんだけど…いる?」

ライト「当然だ」

 

 

 


あとがき

夢ver. でもちょっとやってみました。今ドはまり中のディシディアです。

ライトはウォーリア・オブ・ライトです。

現代パラレルのつもりで書いてみました。

というかパラレルでもないとウチのヒロイン、物を持つことも難しいので(笑)

欧米式バレンタインを意識してやってみました。

チョコスコーンで全部台無しかもしれませんが。

 

2009/02/14 (BBSにて)

 

 

 

痛みわけ?

が怒っている。

普段も感情の起伏がはっきりしている方だが、ここまで激しく感情を露呈するのを見たのは初めてだった。

きっかけは、自分からして見れば些細なものだったはずだ。

ただ、自責の念に囚われていた。それだけ。

しかし、には我慢ならなかったのだろう。

睨み付ける鋭い視線。

限界まで強く吐き出される叫ぶような声。

どれこもこれも初めて見る。

どうしてそんな事を言うのか。

自分が命を託されてきた事を忘れたのか。

が叫ぶ。

解ってる。

そんな事解ってる。

誰よりも一番解っている。

だからこそ、の言葉が胸に刺さる。

「痛いな」

そう、思わず呟いていた。

言葉はにも届いていたらしい。

「大丈夫よ」

彼女はそう返した。

何が大丈夫だと言うのだろうか。

このくらいの言葉程度では傷つかないとでも思われているのだろうか。

それとも、相手が傷つくだけで、自分は傷つかないからだろうか。

知らずのうちに下げていた視線を上げて、目を見開いた。

の目にはうっすらと涙が滲んでいた。

激高しているためだけではない。もっと他の、違い何かが含まれている涙。

予想もしていなかった表情を見て、呆然としているうちに、彼女は歪んだ笑みを見せた。

「私も痛いから」

その言葉に、なぜか胸をつかまれたような気がした。

 

 

殴られた頬が痛むのと同時に、殴った拳が痛くなる。

突き付けられた言葉で心が痛むのと同時に、突き付ける言葉で心が痛くなる。

それだけの事。

 

 

 


なんとなく思いついたので書いてみる。

殴られた頬は痛いけど、殴った方の拳も痛い。

それと同じで、キツい言葉を言われて心を痛めつけられてるけど、実際は言ってる方も辛いんだよって事を言いたかった。

相手が大切な人ならなおさら、痛むんじゃないかと。

もちろん、感じる痛みに差はあるかもしれませんが。

 

イメージはDFFのクラウドと先達ですが、誰でもいけるんではないでしょか。 

2009/07/10 (BBSにて)

 

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